「作ろう! マイコードブック」は、ギターのコードに親しむためのツールです。 コードについてすでにある程度知っている人ならば、操作を少し覚えるだけで、すぐに自分専用のコードブックが作成できます。
ギターコードの理論的な側面(たとえば構成音とコード名の関係など)を知りたい方にも、このツールはきっと役に立ちます。音も鳴るので、初心者の方でも「作ろう! マイコードブック」を感覚的に使っているうちに、コードの仕組みが少しずつ見えてくるでしょう。
このチュートリアルでは、「Dm7 - G7 - C△7」というよくあるコード進行を題材にしながら「作ろう! マイコードブック」の操作方法を説明していきます。少々長くなりますが、どうか最後までおつきあいください。
▲このチュートリアルで、これを作ります。
「作ろう! マイコードブック」でのコードブック制作作業は、以下の手順で進めます。
【1】 『指板図の作成→登録』欄で指板図を作って登録する。
【2】 『指板図の選択→配置』欄で指板図を選びページに配置する。
【3】 『印刷』欄で印刷する。(必要であれば)
では各手順について具体的に説明します。
▲上から『1:指板図の作成→登録』、『2:指板図の選択→配置』、『3:印刷』。
まずは「Dm7 - G7 - C△7」というコード進行のうち、最初のDm7を作りましょう。 Dm7はギターのいろいろなポジションで弾けますが、ここでは5弦がルートのDm7を作ることにします。
最初に行うことは「ルート」を置く弦(ルート弦)の選択です。これは『指板図作成→登録』欄の一番左にあるラジオボタンで選びます。ここで5弦のボタンをクリックしてください。これまでは6弦を覆っていたグレーの帯が、5弦に移ります。
▲ルートを置く弦を5弦に指定する。
次に「指板図作成欄」を見てください。ここにある格子状の図は、ギターの弦とフレットを表しています。横線が弦で、縦線がフレットです。 向かって左側がギターのヘッド方向、右側がボディ方向だと思ってください。
ここで5弦の5フレットの位置をクリックすると、そこにルートを表す二重丸の押弦記号が表示されます。これがDm7コードのルートになります。
▲5弦5フレットをクリック。
続いて、4弦7フレット(A音)、3弦5フレット(C音)、2弦6フレット(F音)、1弦5フレット(A音)をクリックしてください。するとこれらの位置に黒丸の押弦記号が表示されます。
「指板図作成欄」の左上には、Dm7というコード名が表示されます。
※なお、ここでいう「一般的なコード」とは、「誰もがよく押さえる形」という意味ではなく「構成音が一般的」という意味です。指板図くんは、人の手ではとても押さえられないコードフォームであれ、音の組み合わせが一般的なコードを構成しているかぎりコード名を表示します。
※一方、コード名が表示されなくても、そのコードが「ない」とか「使えない」とか「音楽的に間違っている」とは思わないでください。コード名はあくまでも便宜上のものです。
▲5弦から1弦に押弦記号を入れた結果、コード名が表示された状態。
ここでコードの響きを確かめてみましょう。
音を出す方法はいくつかありますが、ここでは[自動ストローク]ボタンをクリックしてください。5弦から1弦までがジャラーンと鳴ります(6弦には押弦記号を入れていないので、6弦の音は鳴りません)。
▲自動ストローク。音と同時にカラフルな円が現われます。
Dm7の指板図が完成したので、[登録]ボタンをクリックします。
これで下の『指板図の選択→配置』欄の「選択中の指板図」内に、Dm7の指板図が表示されます。
また「登録済みデータ」内には、Dm7のコード名と各弦のフレット番号が入ります。
▲Dm7を登録したところ。
Dm7と同じ要領で、G7の指板図を作ります。ここでは6弦がルートのG7にしましょう。
「指板図作成欄」には、さきほど作ったDm7が表示されていると思いますので、ここで[リセット]ボタンをクリックしてください。すると、すべての弦の押弦記号は消えて、ルート弦を表すグレーの帯は6弦に戻ります。
▲リセットボタンで押弦記号を消去した状態。
ルート弦として6弦が選択されているので、このままの状態で6弦3フレット(G音)をクリックし、そこにルートを表す二重丸を表示します。
続いて5弦5フレット(D音)、4弦3フレット(C音)、3弦4フレット(B音)、2弦3フレット(D音)、1弦3フレット(G音)をクリックします。
これでG7の指板図が完成したので、[登録ボタン]をクリックしてください。
▲押弦記号を入れた結果、コード名が表示された状態。
同じ要領で、5弦ルートのC△7を作ります。
まず[リセット]ボタンをクリックしたあと、[ルート]選択ボタンでルート弦を5弦に移動させてください(これはつい忘れがち)。
▲ルート弦を5弦に移動。
そして5弦3フレット(C音)、4弦5フレット(G音)、3弦4フレット(B音)、2弦5フレット(E音)、1弦3フレット(G音)をクリックし、C△7が出来上がったら[登録]ボタンをクリックします。
▲押弦記号を入れた結果、コード名が表示された状態。
▲ルートが不明なため、コード名は表示されない。
以上で、Dm7、G7、C△7の3つの指板図が登録されました。
次は登録した指板図をページに配置する方法を説明します。
▲3つの指板図の登録が完了した状態。
「登録済みデータ」の中から[Dm7 : ×-<5>-7-5-6-5]を選択します。
※その右の"×-<5>-7-5-6-5"は、6弦〜1弦のフレット番号です。
※×印はミュート、カッコ(<>)はルートを示しています。
▲「登録済みデータ」内で、Dm7を選択した状態。
続いて「指板図配置欄」にある64個のマス目(四角に×印)の最上列の一番左をクリックします。するとそのマス目にDm7の指板図が配置されます。
▲「指板図配置欄」 にDm7を配置。
「登録済データ」で、今度は[G7 <3>-5-3-4-3-3]を選択した上で、先ほどDm7を配置したすぐ右のマス目をクリックします。
これでG7の指板図も配置されました。
▲G7を配置。
「登録済データ」で[C△7 ×-<3>-5-4-5-3]を選択し、先ほどG7を配置したすぐ右のマス目をクリックします。
これでC△7の指板図も配置されました。
▲C△7を配置。
これで「Dm7-G7-C△7」というコード進行が完成しました。
ささやかながらも、これがあなたの“マイコードブック”というわけです。
配置された指板図に付いた[♪]ボタンをクリックすると、それぞれの指板図のストローク音が聴けますので、左から順にクリックしてみましょう。
▲[♪]ボタンをクリックして音を鳴らす。
以上の作業の中で、指板図を配置するマス目を間違えてしまった場合は、マウスでつかんで他のマス目にドロップしてください。
▲指板図をドラッグ&ドロップで移動させる。
指板図を余計に配置してしまった場合は、いらない指板図をマウスでつかんで左右のゴミ箱に捨ててください。
▲指板図をドラッグし、ゴミ箱のフタが空いたらドロップ。
「指板図配置欄」に配置した指板図全体(コード表)を紙にプリントして残しておきたいときは、「印刷」欄で[印刷画面へ]ボタンをクリックし、次に表示される画面で[印刷]ボタンをクリックしてください。
これであなたのパソコンにつながっているプリンタが起動し、「指板図配置欄」の内容のみが印刷されます。
▲[印刷画面へ]ボタン。
登録した指板図や配置した指板図は、ブラウザで他のページ(「指板図くん」内を含む)に移動したり、ブラウザを終了すると、すべて消えてしまいます。
でも、ページの一番下にある「登録および配置した指板図を、次回のアクセス時に再現しますか?」で[はい]を選択しておくと、次回のアクセス時に、前回の作業内容が再現されるようになります。
アクセスのたびに指板図を作り直すのが面倒な場合や、何日かかけてコード表を徐々に完成させていきたいときなどに、この再現機能をご利用ください。
より詳しい説明は「再現機能について」のページでご覧ください。
▲[はい]を選択すると、再現機能が有効になります。
このチュートリアルでは説明しきれなかったこともたくさんありますが、「このボタンは何のためにあるのだろう?」と思ったときは、そのボタンのすぐ近くにある[?]ボタンをクリックしてください。各機能の解説が書かれたパネルが表示されます。
パネルを閉じるには、[×]ボタン([?]ボタンだったところ、またはパネルの右上)をクリックします。
▲[?]ボタンをクリックして「各機能の解説」パネルを表示したところ。
以上で「作ろう! マイコードブック」の基本的な使い方を説明しました。あとはぜひ自由に試してみてください。
ご意見、ご希望、不具合報告等は下記のメールアドレスまでお願いします。
gmonline@rittor-music.co.jp
(メールの件名は「指板図くん」でお願いします。)
それからあとひとつ! 「作ろう! マイコードブック」の操作は、ほとんどがマウスのクリックによるものなので、手が疲れるかもしれません。疲れてきたら手を休めてください。
「指板図くん〜作ろう! マイコードブック」はFlashPlayerのバージョン7以降で動きますが、その条件を満たしている場合も、その他の要因によってうまく動かないことがあります。「おかしいな?」と思ったときは、以下をお読みください。
ロードに時間がかかる。
【原因】
ギターサウンドの音質をお楽しみいただけるよう、音声関連のファイルはあまり圧縮しておりません。そのため「サウンドファイルを読み込んでいます。○○%」という表示が100%になるまで時間がかかると思います。
【解決策】
根本的な解決策はありません。ただしお使いのブラウザでキャッシュを有効にしている場合、「作ろう! マイコードブック」のFlashムービーのファイルがあなたのパソコン内に残り、2回目以降のアクセス時には、ロードに要する時間がかなり短縮される可能性があります。
ロードは完了したが、クリックなどをしても動きが鈍い。または画面の表示が(ときには著しく)乱れる。
【原因】
原因は一概にはいえませんが、WEBブラウザと同時に複数のソフトウェアを起動している場合に、この現象が起きやすいことを当方では確認しております。
【解決策】
他のソフトウェアを終了すると、「作ろう! マイコードブック」の動きが軽快になることがあります。
Flashムービー内の文字が文字化けする。
※これについては現在調査中です。
再現機能を有効にしているのに、前回のデータが再現されなくなった。
【原因】
FlashPlayerの初期設定では、ローカルに保存できるデータの容量が100KBまでに制限されています。多数の指板図を登録したり配置すると、再現機能に必要なデータが100KBを超えるため、再現機能が一部無効になります。
【解決策】
FlashPlayerの設定を変更することで解決できます。方法は「再現機能について」で説明していますので、そちらをお読みください。