ライブレポート/9mm Parabellum Bullet
9mm Parabellum Bullet
2008年10月18日(土) 日比谷野外音楽堂
最新作『VAMPIRE』も絶好調の9mm Parabellum Bulletが“暁の野音”と題するライブを日比谷野音で行なった。
『VAMPIRE』では、“ズクズク”歪むギター・サウンドで新境地を見せてくれた滝善充と菅原卓郎のギター・コンビネーションがどんなプレイを披露するのか楽しみに足を運んだ。
いつもどおりのフルテンションでライブはスタートした。
ステージを転げ回りながらギターを弾く滝、ほとばしり出る熱情をマイクに叩きつける菅原。「The World」「Vampiregirl」「Trigger」と、めまぐるしくステージは展開していく。
機能美を感じさせるリフ・ワークと練り上げられたアンサンブル、スリル、スピード、ダークネス。ギター・バンドのカッコよさのすべてがこのバンドにはある。なにより青臭い緑の匂いが一切しないのがいい。メジャー・デビュー2年にしてすでに“最強ギター・バンド”の文字が僕の頭には点灯している。
3曲目の「Trigger」あたりからぐっと音がメタルっぽくなってきた。ESPのスナッパーをメインにする滝のギターがズンズン腹にくる。
菅原はギブソン・レス・ポール・スペシャルをメインに、凄まじいまでの高速カッティングを決めたり、要所要所で滝のリードにハーモニーを加えていく。
10曲目は異色のエレキ・インスト「The Revenge of Surf Queen」。リバーブをガンガンに効かせたセッティングは客をモンキーダンスへといざなった。
中盤はやや落としたテンションで一息ついたが、17曲目の「悪いクスリ」でアコギに持ち替えた卓郎は開口一番“みんな踊ろうぜ!”と言い放ち、怒濤のディスコビートが始まる。
その後は、まさに“燃え尽きるまで”を地でいくような全力投球のステージとなった。
ステージで頭を振り続け、まるでバレリーナのように飛んだり跳ねたりしながらギターを弾き続ける滝の演奏能力は並大抵のものではなく、会場からは大きな声援と拍手喝采が送られた。
アンコールも含めて全27曲。目の前で大きな爆発を見たという感触だった。
その力はとてつもなく大きく、人に何かを考えさせ、行動を起こさせる、その種の力だと確信しながら僕は野音をあとにした。
文:野口広之(ギター・マガジン編集長)
※当日、滝と菅原が使用した機材は『ギター・マガジン』12月号で詳しく紹介しています。
【SET LIST】
1.The World
2.Vampiregirl
3.Trigger
4.Keyword
5.Psychopolis
6.Sleepwalk
7.Sundome
8.Hide & Seek
9.Battle March
10.The Revenge of Surf Queen
11.Supernova
12.Wanderland
13.Wildpitch
14.farther
15.Faust
16.次の駅まで
17.悪いクスリ
18.砂の惑星
19.Discommunication
20.We are Innocent
21.Living Dying Message
22.Talking Machine
23.Punishment
- ENCORE -
24.少年の声
25.Termination
26.marvelous
27.sector
- [2008年11月18日 22:15]












