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作曲におけるボーカリスト/宅録派の傾向

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【第37回】作曲について(4)

先週に引き続き、作曲における各楽器の傾向について見ていきます。

今週は、ボーカリストと宅録派&作曲家指向の人たちについてです。

前回も書きましたが、各プレイヤーの特有の発想を知っておくことは、すごく有益なんですね。ですから、ぜひとも下記に目をとおしてください。

ボーカリスト

ボーカリストは、“コード進行よりメロディを先に作るほうが得意”という人が多いようです。

もちろん、この方法は間違いではありません。しかし、いつもメロディから作曲していくと、自分の歌いやすいメロディに偏ったりして、ワンパターンな曲になる可能性もありますし、楽曲の構成を整えにくいと感じている人がけっこう多いようです。

ですから、メロディを先に作る力は持ちつつも、同時にコード進行からメロディを紡ぎ出すような方法にも対応できるようにしておきたいところ。

僕がボーカリストの作曲サポートをする場合、コード進行を提供して、メロディのインスピレーションが湧くのを待つ場合があるんです。

このように、もしボーカリストがコード進行を作れない場合は、ギタリストたちがコード進行を提示してあげるといいでしょう。

その時に、“作曲の半分は自分だ!”とかケチくさいことを言うのはやめましょう(笑)。純粋に、メロディを書いた人が作曲者だと僕は思います。

ただし、バンド内で話し合った上で作曲=バンド名義で、という形にしているバンドもありますよね。僕はそういうメンバーへの気遣いはとても良いことだと思います。

宅録派&作曲家指向

作曲家を目指している人は、凝ったコード進行を使いたがるようです。そして、コード進行に合ったスケールを調べたり、コードの構成音を調べて、コード進行にあったメロディを作れる傾向があります。

それはとても良いことなのですが、それらの音を順列的に組み合わせただけだったり、ただパズルのように並べたような無機質な味わいのないメロディになっていないか十分注意したいところです。

参考として、ドナルド・フェイゲンの楽曲を聴いてみてください。かなり凝ったコード進行が登場しますが、非常に歌心のあるメロディだと思います。音楽性のベースにブルースがあるのがポイントなのかな……とも思っています。『ナイトフライ』というアルバムがお勧めですので、ぜひ研究してみてください。

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『ナイトフライ』(amazonリンク)
ドナルド・フェイゲン

ワーナーミュージック・ジャパン
WPCR-75172/1,800円
2006年4月26日発売(オリジナル1982年)

[ドナルド・フェイゲン - ワーナーミュージック・ジャパン]


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【加茂フミヨシ・プロフィール】

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超絶技巧を変幻自在に使いこなすギタリスト。スタジオワーク&セッション活動を経て、2005年に1stアルバム『GOOD WAVE』でソロ・デビュー。2006年にFender USAの全面バックアップを受け、2ndアルバム『ノスタルジア』を発表。HMV ジャズ/フュージョン・チャート3位にランクインする。また、COMRADE Recordsのレーベル・マスターやラジオ・パーソナリティーなど、ギタリストの枠にとらわれない多彩な活動を行なっている。


【加茂フミヨシ・DVD/著書】

書籍『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』
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書籍『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
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[加茂フミヨシ オフィシャルサイト]