作曲におけるギタリスト/ベーシストの傾向
僕はギタリストとしてだけでなく、作編曲家、プロデューサーとしても音楽に携わらせていただいています。
そういうこともあって、ギター以外の楽器プレイヤーや、ボーカリストとも作曲を一緒にやったり、レッスンさせていただくこともあります。
面白いことに、作曲においてもギタリストらしさや、ボーカリストらしさが傾向として出るんですね。
そこで2週にわたり、各楽器プレイヤーのクセや、悩みからの脱却法を僕の経験からという視点でお話させていただきます。
今回はギタリスト/ベーシストについてです。
“自分はギタリストだから、ギター以外の記事には興味ない”という人もいるかもしれませんが、いろんな楽器特有の発想を知っておくことは、決して無駄にはなりませんよ。
また、バンドではギターのことだけ考えているわけにはいかないのは周知の事実ですから、バンド内で曲作りに行き詰まった時の対処法として応用していただけると思います。
なお、以下で述べることは傾向であって、そのまま当てはまらない場合もあります。そのことを踏まえて読んでくださいね。では、始めましょう!
ギタリストやベーシストは、リフから曲を作ることがありますよね。その場合、リフをなぞるようなメロディ、もしくはリフに似過ぎているメロディを作ってしまいやすいと言えます。
確かに、リフから曲のインスピレーションを得ることもありますし、ロックの場合、リフが楽曲の重要な骨子になっている曲が多数あります。
しかし、リフのイメージに引っ張られて、どうしても歌メロとリフが同じようなラインになってしまうと悩んでいる人がけっこういるようです。
そのような人は、コード進行がない状態、たとえば、試しに1コードでメロディを作ってみてください。
慣れないと難しく感じるかもしれませんが、1コードでメロディを作れるようになると、作曲以外にも応用できます。ギター・ソロのバックが1コードなんてことがよくありますよね。そういった時の対応力も養われると思います。
ボーカルと各楽器が、リフをユニゾン(=同じ音程、もしくはオクターブ違い)でプレイする場合もあります。キメ・フレーズなど“ここぞ!”というときは歌メロとリフが同じでも悪くはないと思いますが、終始ユニゾンというのは単調な印象が否めません。
やはり歌メロとリフは、同じにならないようにしたほうがいいでしょう(リフというのはあくまでもメロの伴奏だ、と僕は考えています)。
僕もギタリストですが、僕の場合は作曲時にギターを使うことはほとんどないので、そういう意味ではあんまりギタリストっぽくないかもしれませんね(笑)。
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【加茂フミヨシ・プロフィール】
超絶技巧を変幻自在に使いこなすギタリスト。スタジオワーク&セッション活動を経て、2005年に1stアルバム『GOOD WAVE』でソロ・デビュー。2006年にFender USAの全面バックアップを受け、2ndアルバム『ノスタルジア』を発表。HMV ジャズ/フュージョン・チャート3位にランクインする。また、COMRADE Recordsのレーベル・マスターやラジオ・パーソナリティーなど、ギタリストの枠にとらわれない多彩な活動を行なっている。
【加茂フミヨシ・DVD/著書】
書籍『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』
書籍『ひたすら弾くだけ! アコギ・トレーニング』
書籍『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
DVD『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
【加茂フミヨシ・オンライン動画】
- [2008年07月18日 16:49]










