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デュアン・オールマンのストラトキャスター

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【第25回】オールマン・ブラザーズ・バンド『フィルモア・イースト・ライヴ』と、デュアンのレス・ポール(2)

デュアン・オールマンは、当然のことながらそのキャリアにおいて、何本かのギターを使ってきた。

レス・ポール以外では、ギブソンSGを使っている写真が有名ではないだろうか。これはオールマンズのもうひとりのギタリスト、ディッキー・ベッツが彼に譲ったギターだ。

また、アラバマ州マッスル・ショールズでのセッション・マン時代には、ストラトキャスターを愛用していた。

サンバーストで黒ピックガード、ラージ・ヘッドにローズ指板の、66年頃のストラトを使っている写真を見たことがある方も多いだろう。


その時期の名演には、たとえばウィルソン・ピケットの「ヘイ・ジュード」がある。これを聴いたエリック・クラプトンは仰天し、「このギターを弾いているのは誰なのか、今すぐ知りたいと思った」そうだ。それが、後の『いとしのレイラ』での共演につながることは言うまでもない。

ピケット版「ヘイ・ジュード」は、デュアン・オールマンの『アンソロジー』で聴くことができるほか、ワーナーミュージックから2004年に発売されたストラト誕生50周年記念オムニバス・アルバム『マスターズ・オブ・ストラトキャスター』にも収録された。

これはギター・マガジン編集部が監修を担当したもので、けっしてお世辞を言うつもりはないのだが、よくぞこの曲を入れてくれたとぼくは快哉を叫んだものだ。

また、これも『アンソロジー』に収録されているが、ボズ・スキャッグスの実質的なファースト・アルバム『ボズ・スキャッグス』での「ローン・ミー・ア・ダイム」もこの時期の名演だ。


もうひとつ、余談を。

10年ほど前に、あるヴィンテージ・ギター・ショップのオーナーがやっているバンドのライブに、1曲弾かないかと誘われて、遊びに行ったことがある。

ステージ脇にストラトが1本立てかけられていた。白でメイプル指板の、50年代後半のものだった。

「それを使っていいよ」とオーナー。「もともとデュアン・オールマンが所有していたものなんだ」。

そのストラトを写真等で見たことはなかったが、オールマンズとの関係の深いオーナーの言うことにウソはないだろう。ぼくには畏れ多くて、そのストラトを弾くことはできなかった。そのギターを横目で見ながら、持って来た自分のストラトを弾いたことを覚えている。


さて、デュアンはオールマン・ブラザーズ・バンドにおいてレス・ポールを使い始めるのだが、最初は57年製のゴールド・トップだった。

そのあとで、『フィルモア・イースト・ライヴ』でも使った58年製レス・ポールを手に入れることになる。

[続く]


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オールマン・ブラザーズ・バンド
『フィルモア・イースト・ライヴ』 [Limited Edition](amazonリンク)

2008年1月23日(オリジナル1971年)発売
ユニバーサル ミュージック



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デュアン・オールマン
『アンソロジー』(紙ジャケット仕様)(amazonリンク)
2008年6月25日(オリジナル1972年)発売
『アンソロジー』(amazonリンク)
2001年8月22日(オリジナル1972年)発売

ユニバーサル ミュージック



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『マスターズ・オブ・ストラトキャスター』(amazonリンク)
2004年8月4日発売

ワーナー・ミュージック



[ユニバーサル ミュージック - オールマン・ブラザーズ・バンド 紹介ページ]

[ワーナー・ミュージック - 『マスターズ・オブ・ストラトキャスター』紹介ページ]


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【著者プロフィール】

細川 真平(ほそかわ しんぺい)

音楽ライター。ギター誌、音楽誌、ムック等の記事を多数執筆。
ジェフ・ベック、スティーヴィー・レイヴォーン等、CDライナーノーツも多数手がける。『ギター・マガジン』誌では「ロック・レジェンド紳士録」を連載中。