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教材は性格の違いを理解して有効に活用しよう

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【第19回】練習教材との取り組み方(2) 教則本と教則DVDの性格の違いとは?

前回は曲のコピーについてのお話でした。曲のコピーが有益な練習であることは説明するまでもありません。しかし、コピーしたい曲と自分の演奏技術が合わないことがあります。

そのように技術的なレベルが合っていないと、非常に遠回りな練習になってしまいます。

たとえば、プールでやっと数メートル泳げるようになった人に、海で泳ぐ練習をさせたらどうなるでしょう? 溺れてしまうかもしれませんし、大変危険ですよね。

このように曲のコピーというのは、自分に適したレベルを選ばないと、スキル・アップの良い練習教材にならないわけです。

自分に最適なレベルで練習するには、教則本や教則DVDを使うといいでしょう。しかし、このふたつは、微妙に性格の違うものです。それを以下で述べていきます。

Q:教則本と教則DVDの取り組み方の違いを教えてください。

A:
教則本や教則DVDは、自分の目的やレベルに合わせた練習ができます。しかし、細かく見ていくと用途が少々異なっているということを理解しておいてください。

教則本の最大の利点は、「こう弾いたら、こういう音になる」といった理論がわかりやすいことです。本は文字と図を豊富に使えるうえ、読み返すことも容易なので、必要な情報を頭の中にインプットしやすいんです。

ですから、演奏に必要な理論をしっかり身につけたい、もしくは、理論を知っていないと演奏にのめりこめないという人は教則本がいいでしょう。

一方、教則DVDは、理論よりも実践向けで、実際に弾いているところが観られるため、プレイをイメージがしやすいというメリットがあります。「細かな理論はいいからとにかくすぐ弾きたい!」という人には教則DVDが向いています。よって、演奏スキルを身につけやすいでしょう。

前回も述べましたが、どのように弾いているかをイメージできれば、上達のスピードもアップしていきます。また、プレイ・フォームを学ぶのにも教則DVDは適しています。文字や図だけでは表現しきれないことも、映像ではわかりやすく、正確に伝えることができますからね。

このように、教則本と教則DVDは優劣があるのではなく、性格の違うものなのです。両方を併用して練習するのが理想的といえるでしょう。


【著者のつぶやき】
『DVD版 速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』のレコーディングにあたり、僕は何か新しい感覚というものをDVDの中で表現したいと思っていました。

クリーンなのに、歪む、歪んでいるのに、クリーン……そんなアンプはないかと思っていたら、ありました! 紹介します、“F's Custom Amplifier”です!

日本屈指のアンプビルダー F'sの福井政人さんが、僕のギター・プレイを気に入ってくれて、福井さんイチ押しのアンプ“Dirty Singer”を提供してもらいました。このアンプで、レコーディングするのが楽しみで仕方ありません!

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【加茂フミヨシ・プロフィール】

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超絶技巧を変幻自在に使いこなすギタリスト。スタジオワーク&セッション活動を経て、2005年に1stアルバム『GOOD WAVE』でソロ・デビュー。2006年にFender USAの全面バックアップを受け、2ndアルバム『ノスタルジア』を発表。HMV ジャズ/フュージョン・チャート3位にランクインする。また、COMRADE Recordsのレーベル・マスターやラジオ・パーソナリティーなど、ギタリストの枠にとらわれない多彩な活動を行なっている。


【加茂フミヨシ・DVD/著書】

書籍『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』
書籍『ひたすら弾くだけ! アコギ・トレーニング』
書籍『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
DVD『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』

【加茂フミヨシ・オンライン動画】

『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』よりデモ演奏「幻想即興曲」と教則シーンのサンプル


[加茂フミヨシ オフィシャルサイト]