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Charはこのストラトについて「初めてビンテージっていいんだなと思った」

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【第14回】『PLAIN PINK』とCharのバーガンディ・ミスト(2)

Charがこのギターを手に入れたのは、80年代初めのこと(1983年という説があるが、本人ははっきりしたことは覚えていないらしい)。

加部正義のサンフランシスコ時代の友人から購入している。

このギターともう1本、同じ年代のピンクでマッチング・ヘッドのストラトキャスターを持ってきてくれたらしいが、「お金がなくて」(Char談)、1本しか買えなかったのだという。

見た目と音が気に入って購入したものの、日本の気候と馴染まなかったのか音が変わってしまい、2~3年は置きっぱなしだったそうだ。

だが、1984年には“SMOKY ROCK FES”よりも前にすでに何度かこのギターをライブで使用した記録が残っている。

となると、置きっぱなし期間は実際には1年ぐらいだったのではないだろうか。もしくは入手が82年だった可能性もある。


ちなみに、「スモーキー・スタジオへ(このギターを)持ってきてもらった」というCharの証言がある。銀座にCharのホーム・グラウンドとしてスモーキー・スタジオが設立されたのは82年のことなので、入手がそれより前ということはあり得なさそうだ。

いずれにしても、1984年9月29日の“SMOKY ROCK FES”において、このバーガンディ・ミストは本格的なデビューを飾った、と言ってもいいのではないかと思う。

当時の『ギター・マガジン』に、このときのライブ記事が掲載されたことを覚えている。

ぼくはそのページの写真で、野音で見たこのギターの美しさを再確認し、そのサウンドの素晴らしさを思い起こしたのだった。多くのファンにとって、それがこのギターを目にする最初の機会だったのではないだろうか。

Charはこのストラトについて、「初めてビンテージっていいんだなと思った」「独特の音がする」「他のストラトでは絶対に出ない音」「本当にアンプを選ばない」(『ギター・マガジン』2007年7月号より)と、べた褒めしている。

さて、このストラトキャスターは何年製で、どんな仕様なのだろうか?

[続く]


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『PLAIN PINK』[DVD](amazonリンク)
PINK CLOUD

江戸屋/バウンディ株式会社
EDBJ-2008
4,800円/2007年12月5日発売

1984年9月29日の日比谷野外音楽堂での“SMOKY ROCK FES”と、1985年1月30日の渋谷公会堂での“PLAIN PINK”のライブ映像をカップリングしたもの。

[EDOYA CORPORATION] 『PLAIN PINK』紹介ページ

[バウンディ株式会社] 『PLAIN PINK』紹介ページ

[江戸屋株式会社] 公式サイト

[バウンディ株式会社] 公式サイト

[Char] 公式サイト


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【著者プロフィール】

細川 真平(ほそかわ しんぺい)

音楽ライター。ギター誌、音楽誌、ムック等の記事を多数執筆。
ジェフ・ベック、スティーヴィー・レイヴォーン等、CDライナーノーツも多数手がける。『ギター・マガジン』誌では「ロック・レジェンド紳士録」を連載中。