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目的意識を持ってピックを選ぶことはとても大事

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【第13回】ピックの選び方

今回のテーマは“ピックの選び方”です。たかがピックと侮ってはいけません! しっかり目的意識を持ってピックを選ぶことはとても大事なことなのです。

「そんなこと言われても困るなぁ」と思った人は、ぜひ下記に目をとおしてください。今回は、そんなあなたにピッタリの内容をお届けします。

Q:ピックの形を選ぶポイントを教えてください。

A:
形は固めのティアドロップ(小さい三角形のピック)をお薦めします。オニギリ型と呼ばれる大きなピックは、ソロが弾きづらいので。

ボーカル曲の大半はバッキングなのですが、近年、ソロの比重が大きくなっている傾向があります。J-POPなどでも、速弾きがガンガン入っている曲もあるくらいですから。さらに、バッキングにソロ的なフレーズをチョロッと弾くケースもめずらしくありませんよね。

こういったことを考えると、ティアドロップ・タイプのピックが一番有利ですね。

以前もお話しましたが、柔らかいピックを使うと、ピック自体が曲がってしまうので、強弱表現がつけにくいというデメリットがあります。また、右手でピックを強く握ったとしても、ピック自体がしなってしまうため、右手のピッキングのフォーム改善にはあまりつながりません。

フル・ピッキングするようなフレーズで、ピック自体が曲がってしまうとタイム・ロスになるので、柔らかいピックは向きません。ですから、硬いピックを使って右手の力を抜いた状態でピックを持てるように練習すると良いでしょう。

Q:ピックの材質は?

A:
材質は出音が気に入ったピックを使うようにしてください。つまり、“サウンド重視で選ぶべき”ということです。違った言い方をすると、“単純に弾きやすさだけで決めないこと”となります。

なぜかというと、前回~前々回で書いたように、最近のシンセはギターそっくりの音を出すことができるからです。だからギタリストは、さらに良い音を目指すべきだと僕は考えています。

Q:自分に一番フィットするピックを見つけたら、そのピックのみで練習したほうが良いのですか?

A:
いいえ、プレイする音楽の方向性に合わせ、ピックは変えたほうが良いでしょう。

というのも、ライブではロックのあとにジャズっぽい曲を弾く可能性もあるからです。学園祭のライブなどを観ていると、ひとつのバンドが何パターンものジャンルを弾くほうが多いのではと思えることもありますし。

また、最近のポップスは、いろんなジャンルが融合されていますよね。スティングなどがその良い例です。だから1枚のピックでさまざまなジャンルに対応できるピックも知っておく必要があります。1曲の中ではピックを変えられないのですから。

ただし、レコーディングや宅録をする時は、1曲の中でいろんなピックを使ってかまいませんよ。


以上がピック選びのポイントです。練習内容はそのままで、ピックを変えるだけで良い音が出せるようになったり、いろんなジャンルがうまく弾けるようになるとしたら、試してみる価値は十分にありますよね。

普段、なにげに使っているピックを、この機会にぜひ見直してください。

【著者のつぶやき】

この1年間で、たくさんのファンの方から励ましの声をいただきました。アルバムの感想やライブの感想をいただくと、とても励みになります。

それから、ギタリストの方から僕の書いた2冊の本『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』『ひたすら弾くだけ!ギター・トレーニング』への感想をもらうことが多く、これも嬉しかったです。

特に、『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』のDVDが欲しい!という声が多かったので、ファンの皆様のために、この本のDVD版をリリースすることを決定しました!ここに報告します!

発売は春ごろになると思いますが、このコラム上でも随時内容をレポートしていきたいと思いますので、楽しみに待っていてください。(^^)

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【加茂フミヨシ・プロフィール】

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超絶技巧を変幻自在に使いこなすギタリスト。スタジオワーク&セッション活動を経て、2005年に1stアルバム『GOOD WAVE』でソロ・デビュー。2006年にFender USAの全面バックアップを受け、2ndアルバム『ノスタルジア』を発表。HMV ジャズ/フュージョン・チャート3位にランクインする。また、COMRADE Recordsのレーベル・マスターやラジオ・パーソナリティーなど、ギタリストの枠にとらわれない多彩な活動を行なっている。


【加茂フミヨシ・DVD/著書】

書籍『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』
書籍『ひたすら弾くだけ! アコギ・トレーニング』
書籍『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
DVD『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』

【加茂フミヨシ・オンライン動画】

『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』よりデモ演奏「幻想即興曲」と教則シーンのサンプル


[加茂フミヨシ オフィシャルサイト]