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シンセや打ちこみでは再現できないギター・フレーズとは

【第11回】プロ・ギタリストの3箇条(2)~後編~
前回に続き、今回も「プロ・ギタリストの3箇条」の二番目の要素、“プロはギターらしいフレージングができる!”について解説していきます。
前回の内容を要約すると「シンセでや打ちこみで再現できるようなギター・フレーズを弾いていても、プロとしてお呼びがかからない」となります。
今回は“シンセや打ちこみでは再現できないギター・フレーズ”について解説しましょう。
前回はシンセでギターの音色を呼び出して、1~2音程度弾くことをについて検証しました。今回は音数を増やして、鍵盤を“ド~レ~ミ~ソ~ラ~ド”と弾いてください。
注:ド~レ~ミ~ソ~ラ~ドはCメジャー・ペンタトニック・スケールと呼ばれ、ギターでは定番の音使いです。
できればソロ・フレーズっぽい感じになるように、ある程度リズミカルに弾いてみましょう。
ギターにそっくりな音色で、ギターの定番的な音使いをするとギターらしいプレイになりそうですが、どうでしょう?
何か気づきませんか? ただ鍵盤を弾くだけではギターの感じが出ていませんよね。
そうなんです! ギターっぽく聴かせるためには、チョーキング、スライド、ハンマリング……といったギター特有の奏法を混ぜないとギターらしい生演奏の感じには聴こえないのです。
これを逆に考えると、「ただ機械的にギターでCメジャー・ペンタトニック・スケールを弾いても、全然ギターらしく聴こえない!」ってことなんです! わかってもらえましたか?
ちなみに、最近のシンセの中には、強弱をつけて弾いたり、何かのボタンを押しながら弾いたりすると、チョーキングやスライド音が出たりする音色もあります。要するにシンセを弾く時も“表現”を意識して弾くことが大事なんですよね。
ギターらしいフレーズについて、もう少し付け加えておきます。
プロ・ギタリストは例外なくブルースが演奏できます。ロック系でも、カントリー系でも、メタル系でも、ジャズ系でも、プロ・ギタリストならばブルースが弾けると僕は思います。
自分自身のアルバムではブルースをあまり弾かない人でも、実際にライブで弾くとブルースがうまいというのはプロの世界ではよくある話です。わかりやすいところで言うと、イングヴェイとかもそうですよね。
ですから、プロを目指そう!という目標の中で、ブルースを勉強するのは間違った方向ではないでしょう。ブルース・ギターには“ギターらしい表現”がたくさん含まれていますから!
ということで、ブルースをぜひ研究してみてください。
次回は「プロ・ギタリストに必要な三番目の要素」を解説します。
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【加茂フミヨシ・プロフィール】
超絶技巧を変幻自在に使いこなすギタリスト。スタジオワーク&セッション活動を経て、2005年に1stアルバム『GOOD WAVE』でソロ・デビュー。2006年にFender USAの全面バックアップを受け、2ndアルバム『ノスタルジア』を発表。HMV ジャズ/フュージョン・チャート3位にランクインする。また、COMRADE Recordsのレーベル・マスターやラジオ・パーソナリティーなど、ギタリストの枠にとらわれない多彩な活動を行なっている。
【加茂フミヨシ・DVD/著書】
書籍『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』
書籍『ひたすら弾くだけ! アコギ・トレーニング』
書籍『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
DVD『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
【加茂フミヨシ・オンライン動画】
- [2008年01月25日 19:48]








