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【DVDレビュー】ウエス・モンゴメリー/ボブ・ディラン

最初で最後の国外ツアーをとらえた、動くウエス!
『ライヴ・イン'65』 ウエス・モンゴメリー

ボブ・ディラン伝説のニューポート・フェスがついに商品化
『ニューポート・フォーク・フェスティバル1963-1965』 ボブ・ディラン


『ギター・マガジン』2008年2月号より転載

『ライヴ・イン'65』 ウエス・モンゴメリー

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ヴァーヴ・レーベルへ移籍後の1965年、大の飛行機嫌いを克服し、ウエスにとって最初で最後のアメリカ国外演奏となったオランダでのライブ、ベルギーとイギリスでのテレビ出演の模様を収めた貴重な映像作品。完成直後と思われるハート・インレイのL-5を抱え、本当に親指1本で笑いながらすべてのリックを奏でていく様はまさに驚異的だ。右手のアップも多く、ビックリするくらい親指が反っていて本当にピックの代わりみたいな動き方だなぁとか、薬指と小指は必ずボディに付けて安定させているなぁなど、CDや写真からではなかなかわからない部分が堪能できる。純粋な演奏シーンはもちろんだが、演奏の合間に共演ミュージシャンと交わす会話も収められており、なんとなく素顔のウエスが垣間見られるのもうれしい。
(中村健吾)

『ライヴ・イン'65』(amazonリンク)
ナクソス・ジャパン
78分/モノクロ
3,200円
2007年10月17日発売

『ニューポート・フォーク・フェスティバル1963-1965』 ボブ・ディラン

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長らく商品化されなかったディランのニューポート・フォーク・フェスティバル1963~65年出演時の映像がついにDVDとなって日の目を見る。すべてモノクロ。この時代のアメリカにしかない時代のうねりの中でフレームアップされるひとりの天才の姿を優れた観察眼で切り取った映像集だ。演奏シーンは、絶妙にメリハリをつけた編集で飽きさせず、ディランの歌の持つ力を淡々と映し出す。白眉は64年の「自由の鐘」。暗闇でスポットライトを浴びながら歌うその姿はもはや人ではなく、音楽そのものという印象だ。“問題”のエレキで登場する65年映像は、今の目で見ると、なぜこの演奏が当時ブーイングを巻き起こしたとされるのかと不思議に思うぐらい違和感がなく、そのあとに続く観客の声もむしろアンコールだったのだと気づかされる。
(野口広之)