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脱力がうまくできれば多くの問題は解決するはず

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【第8回】これを観るとためになる! お薦めDVD(2)

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『シンプリーヨガ60ミニッツ』
コナミスポーツ&ライフ


前回のコラムは、イングヴェイの演奏時における“脱力”をメイン・テーマにした内容でした。脱力は演奏家にとって永遠の課題であり、うまく楽器が演奏できないという壁にぶつかった時、脱力がうまくできれば多くの問題は解決するはずと僕は考えています。

そこで、今回は脱力のひとつのヒントになるであろうDVDを紹介したいと思います。このDVDの内容は、僕自身が脱力の練習として日々実践しているものです。

ポイント1 脱力をスポーツ的な面から考えてみる

力が抜けないと悩んでいるアマチュア・プレイヤーに対して、“こうやって力を抜きなさい”という具体的指導はかなり困難で、ギター教室に通ったとしても、効果的なアドバイスが得られないこともあるようです(もともと脱力ができるミュージシャンが、なぜ脱力できないのかを理論的に解説するのはきわめて難しい)。

僕自身もギタリストとして練習に日々励んでいますが、演奏時の脱力については調子の悪い時と良い時がある状況が続いていました。これを克服するために、マッサージを受けたり、整体に行ったりなど、いろいろと研究してきたのですが、根本的な解決は得られませんでした。

僕は幸い腱鞘炎になったことがありませんが、腱鞘炎を患ったり腰痛をかかえている演奏家もいます。これも脱力がうまくできないことと無関係ではないでしょう。

そこで、体のコンディションを常に良い状態にするために、2007年の初めにコナミスポーツクラブに通い始めましました。ここでヨガとストレッチのレッスンを受けたら、体全体が脱力しやすくなったことに気づいたのです(この関連事項が僕の著書『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』の28ページにも書いてあるので、本書を持っている人はあわせて読んでみて下さい)。

それから毎日自分のフル・ピッキングのスピードをチェックするようになったのですが、数値的にもはっきりとスピード・アップが表われたのです。今やコナミのレッスンは僕の演奏にとって欠かせないものと言ってよいでしょう。

このDVD『シンプリーヨガ60ミニッツ』は、コナミスポーツクラブで行なわれているスタジオレッスンを映像化したものなので、ギターの演奏シーンなどはありませんが、音楽と離れた視点から考えてみることも時には有効でしょう。

ポイント2 そもそもギターの演奏は体のバランスを崩しやすい

ヨガを学んでみると、自分が普段演奏している時にどれだけ無駄な力を入れているかがよくわかります。ギターは片足だけに楽器を乗せているので、どうしても体のバランスが悪くなりがちです。そういう部分がこのDVDを観ると改善できるでしょう。

例えば、「三日月のポーズ」では肩の力が抜けてきます。「ねじりのポーズ」は体全体がリラックスできます。ほかにもたくさんのポーズがあり、非常にリラックスできるので、練習の合間やウォームアップとして、このDVDを観てみるとよいと思います。

ちなみに、ヨガというとメチャクチャ体を曲げたりなど、超つらいイメージがあると思いますが(僕もそうでした)、本作はBGMも癒し系ですし(笑)、どちらかというとリラックス目的で作られているようです。よって、僕みたいな運動初心者でも安心してトレーニングできます。

追記:より詳しい情報について

コナミスポーツクラブの具体的なレッスン内容、僕の推薦するコーチ、コナミスポーツクラブスタッフとの脱力に関する対談など、より詳しい情報を知りたい人は、僕のオフィシャルサイトにアクセスしてみてください。


今回は年末(楽しい冬休み♪ しかし、ミュージシャンの年末は仕事が多い…)ということで、一風変わったトピックを扱いました。しかし、力を抜くということが一番難しいということは、ギターを弾いている人ならよくわかると思います。機会があれば、スポーツクラブやヨガのDVDなどを活用してみてください!

『シンプリーヨガ60ミニッツ(DVD)』(amazonリンク)
コナミスポーツ&ライフ

1. タダアーサナ
2. 三日月のポーズ
3. いすのポーズ
4. 立ち木のポーズ
5. 下を向く犬のポーズ
6. 前屈のポーズ
7. 英雄のポーズ
8. 三角のポーズ
9. 三角の体側を伸ばすポーズ
10. 三角のねじりのポーズ
11. アラナのポーズ
12.壮美のポーズ
13. 飛行機のポーズ
14. 板のポーズ
15. コブラのポーズ
16. 子供のポーズ
17. 足に顔をつけるポーズ
18. はとのポーズ
19. さるのポーズ
20. ねじりのポーズ
21. ガス抜きのポーズ
22. シャバアーサナ

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【加茂フミヨシ・プロフィール】

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超絶技巧を変幻自在に使いこなすギタリスト。スタジオワーク&セッション活動を経て、2005年に1stアルバム『GOOD WAVE』でソロ・デビュー。2006年にFender USAの全面バックアップを受け、2ndアルバム『ノスタルジア』を発表。HMV ジャズ/フュージョン・チャート3位にランクインする。また、COMRADE Recordsのレーベル・マスターやラジオ・パーソナリティーなど、ギタリストの枠にとらわれない多彩な活動を行なっている。


【加茂フミヨシ・DVD/著書】

書籍『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』
書籍『ひたすら弾くだけ! アコギ・トレーニング』
書籍『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
DVD『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』

【加茂フミヨシ・オンライン動画】

『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』よりデモ演奏「幻想即興曲」と教則シーンのサンプル


[加茂フミヨシ オフィシャルサイト]