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スムーズなプレイにフォームはもちろん、感覚や意識も重要

【第4回】初心者がトレーニング時に注意すべき点(2)
今回も前回同様、初心者が日ごろ悩んでいるような点についてレクチャーします。
前回は心構え的な内容でしたが、今回は初心者が苦手とするプレイや練習方法にスポットを当ててあります。スムーズなプレイを行なうには、プレイ・フォームはもちろんですが、それとは逆に感覚や意識も重要となってきます。そのあたりも気に留めつつ読んでください。
A:
“ギターは左手優先で弾く”という感覚を身につけましょう。左手優先で弾く感覚自体がイメージできない人は、まず左手のみでフレーズを練習してくだ さい(つまりピッキングはしません)。それに右手を合わせる……こうすると、自然に左手優先の感覚がつかめますよ。
A:
意外に思うかもしれませんが、まずはストレッチ・コードを練習してください。ストレッチ・コードは左指を開いた状態を保たなければなりません。そのため、指を開く感覚を左手に覚え込ませるのに最適なんですよ。
ソロ・フレーズばかり弾いていると、ストレッチが仮にできなかったとしても指をワープ的に動かしてごまかしたりしがちなので、練習ではコードもたくさ ん弾いたほうが良いと思います。
たとえば、6弦3フレットを人差指、5弦5フレットを薬指、4弦7フレットを小指、3弦4フレットを中指、2弦と1弦の3フレットは6弦を押さえた人差指 をセーハして押さえます(G add9コードと言います)。これをしっかり押弦できるようにすることが、ストレッチの練習になるんですね。音が鳴っているかどうかはストロークでチェックするのではなく、各弦をアルペジオで1音ずつ弾いてチェックしていくと良いでしょう。ストロークだと、弦が1本くらい鳴っていなくても気づかない場合がありますので。
ストレッチができるようになるには時間がかかりますが、上記のような練習をしていれば、だんだんと指が開くようになってきます。僕もギターを弾き始めた頃は、指が開かなくて悩んでいました。頑張ってくださいね。
A:
バレー・コードを押さえる時は、バレーしていない指の脱力を心がけてください……といっても、うまく押弦できないと、どうしても左手全体に力を入れて押弦しようとしてしまうようですね。そこで、バレー・コードの脱力法をレクチャーしましょう。
まず適当なポジションを、左手の人差指で1弦から6弦までをバレーで押さえます。次にその状態を保ったまま、左手の中指から小指を“握る(グー)、伸ばす(パー)をくり返してください。そして、この動作に合わせてアルペジオで弾きます。
バレーしていない中指~小指に必要以上に力を入れてグーとパーをくり返すのが難しくなるので、必然的に脱力が必要となります。さらにグー・パーして いる指に意識がいき、人差指にもし“弦を押さえるために必要な力”以上のリキみがあったとしても、自然と脱力できるでしょう。
ちょっと風変わりな練習なので、一読しただけではどのように弾くのかわからないという人もいるでしょう。このトレーニングは、僕の著書『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』の72ページでも紹介しています。ぜひ本も読んでみてください。
なお、“弦を押さえる為に必要な力”はどれくらいなのか?ということを知りたければ、ギターを逆に構えて(右利きの人は左利きで構えて)、6弦5フレットを何の指でもいいから押さえてみましょう。そして、それを普段とは逆の手で適当にピッキングしてみましょう。どうですか? あんまり力を入れなくても“鳴り”ますよね。
本来はこの程度の力で音が出るはずなのですが、バレーをする時に必要以上に指に力が入り過ぎていて、実際に弦が触れる箇所以外にも力が入ってしまうために逆に音が鳴らなくなってしまうのです。
ギターの音が出る仕組みは“弦を力で押さえるから音が出る”のではなく、“弦とフレットが触れる”から音が出るのです。つまり左手の役割というのは “弦とフレットを触れさせる作業”とも言えるのです。たまにはスライド・バーで弾いてみるのもいいと思いますよ。バーと弦が“触れるだけで”ピッキングすれば音が出ることが確認できます。
こういうことを頭に入れた上でバレー・コードを押さえると、脱力した状態で押弦できると思います。
初心者は多くのことを吸収しなければならないので大変ですよね。でも、それを克服していくことを楽しんで練習してくださいね。僕のコラムがその悩みの解消に少しでも役立てたらと思います。
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【加茂フミヨシ・プロフィール】
超絶技巧を変幻自在に使いこなすギタリスト。スタジオワーク&セッション活動を経て、2005年に1stアルバム『GOOD WAVE』でソロ・デビュー。2006年にFender USAの全面バックアップを受け、2ndアルバム『ノスタルジア』を発表。HMV ジャズ/フュージョン・チャート3位にランクインする。また、COMRADE Recordsのレーベル・マスターやラジオ・パーソナリティーなど、ギタリストの枠にとらわれない多彩な活動を行なっている。
【加茂フミヨシ・DVD/著書】
書籍『ひたすら弾くだけ! ギター・トレーニング』
書籍『ひたすら弾くだけ! アコギ・トレーニング』
書籍『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
DVD『DVD版:速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』
【加茂フミヨシ・オンライン動画】
- [2007年11月30日 20:29]








